青春18きっぷの旅 2008年冬その2

srtakahashi2008-12-30

 5時に新潟に到着。外は雨。秋田や山形の方は大雪と思うが、新潟は雨。それに、寒く感じない。
 今日の予定は、只見線会津若松に行く予定。この路線は、只見川沿いに走る路線で人口のないところを通るので、山に川それに只見湖と車窓は楽しい。上越線小出駅から会津若松駅を結ぶ路線で、全線走るのは1日3本だけ。5時30分、13時17分、16時08分でその後は途中まで行くものが2本。小出という馴染みのない駅からなので、始発に乗るには、駅前の旅館にでも泊まらない限り無理だし、16時08分だと乗ってすぐに真っ暗になってしまうので、乗る列車は自然と13時17分にならざるを得ない。

 真冬の新潟の5時では、どこも行く所はないだろうと考え越後線で柏崎に行き、そこで朝食をとり東三条から弥彦線で弥彦に行き弥彦神社に行ってみようと思う。本来なら5時前に出る越後線吉田行だが、ムーンライトの待ち合わせ後に出発。この時間乗客などいないだろうと思っていたら、新潟大学に行く大学生なのか思ったより乗っている。しかし、内野駅でほとんど下車。吉田で乗り継いで柏崎へ。吉田から弥彦に行くことができるが、まだ6時前であたりは真っ暗。柏崎に向かう。途中、ジェロの海雪で有名になった出雲崎を通り柏崎に7時に着く。結局、柏崎まで暗いままで外の様子はまったくわからなかった。柏崎の駅前は静かで、開いている店が見当たらない。それに雨なので遠くまで探す気もない。幸い駅前に小さな喫茶店が開いており、モーニングセットを食べる。この喫茶店のテーブルは、鉄道の座席になっており店内も鉄道関係の備品であふれていた。食事をしながら、予定を確認。各駅停車でも小出発の只見線に乗るには長岡を12時33分発に乗れば小出に13時09分に着く。しかし、普段は乗客のいない只見線でも、休みの時期だけ混むことも考えられる。4時間も立っているのは辛い。1本前に乗る方法はないかと調べると新幹線でショートカットができる。ただし、浦佐駅で乗り換え時間が4分しかない。長岡から1駅だけ新幹線に乗って行く事にする。柏崎駅自動販売機で新幹線の自由席券と乗車券を購入しておく。

 柏崎から東三条まで快速電車に乗車。普段なら通勤客でいっぱいと思われる時間帯だが、さすがに会社は休みなのだろうガラガラ。1両グリーン車と指定席が付いていてあらかじめ買っておいたが、指定席には私の他二人だけ買う必要はなかった。東三条から弥彦線に乗り換え。接続も良く、ローカル線とは思えない。しかし、東三条から吉田まで高架線を通るので、ローカル線に乗っている気がしない。今日2度目の吉田で弥彦行に乗り継ぐ。弥彦は弥彦神社のほかに弥彦山など見るところはあるが、40分後の折り返し電車に乗らなければならないので、弥彦山はあきらめ弥彦神社を参拝だけになる。只見線中心の予定なのでいたし方がない。弥彦駅は神社風の駅舎で非常に立派である。

 東三条にまた戻り、長岡に向かう。東三条も長岡もすでに2度通過している。長岡で10分の乗換えで新幹線に乗車。隣の浦佐で下車。すぐに上りの在来線に乗り換え小出に到着。観光地でもないが、駅前は蕎麦屋が多いように思う。その中の1件に入り蕎麦を注文する。まだ1時間はあるが、ここまで来ればもう余裕だろうと思っていたが、待合室で数人すでにいる。私のような物好きだけと思いきや家族連れもいる。帰省客もいるだろう。

 13時前に改札が開始。只見線に乗車する。2両編成でそのうち1両はロングシートだけの車両。迷わずボックス席に座るが、足元に段差があり座りにくい。この時点ですでにボックス席は誰かしらが座っている。その後、水上からの電車が到着すると車内はいっぱいになった。当初、私が予定していたルートだと水上発の後に到着する電車なので予想通り座れなかった。13時17分定時に発車。駅を出てすぐ、建物が見えなくなり雪が積もっている。只見線の沿線はほとんどが無人駅の上、豪雪地帯。並行する国道も冬は閉鎖されるほどなので、途中事故があると・・・。 沿線は山あり川がありと変化に富んでいる。雪の白さと山の黒さで水墨画のようである。向かいの席の男性は一眼レフで車内から撮影している。私のカメラはそれほど性能がいい訳ではないのでうまく撮影できない。一面の雪だけではないので、車窓を眺めているだけでも飽きない。

 17時20分ほぼ定刻で会津若松に到着。ホテルにチェックインした後、少ししてから食事に出る。近くの居酒屋で夕食。大和青年会議所会津が郷里のKさんのところで会津の料理をいただいたことがある。まんじゅうの天ぷらはなかったが、ニシンの山椒漬けはおいしかった。愛姫という銘柄の日本酒もいただく。愛姫は伊達政宗正室で三春の田村氏の出。会津とは関係ないが、今は同じ福島県なのでまぁいいか。