必須研修会

 先週の基礎実務研修(昨日と来週の日曜日の3回あるが)に続き、神奈川県社会保険労務士会の研修委員会は必須研修会を行う。昨年も思ったが、12月に研修会が多いのだろう。月曜日に必須研修会が多いのは、会場の都合という理由がほとんど。神奈川会の会員は1000人を超えており、全員がすることはあり得ないが大勢が入る交通の便がいい場所で、できれば安いところとなるとなかなかない。そのため、パシフィコ横浜が多くなっている。
 今回の研修では珍しく行政機関や身内の社労士ではない講師のお話(とはいっても、社労士会へアドバイスを行っているそうだが)で、青山学院大学の藤川久昭氏の「労働条件不利益変更の法理はどのように変わったのか?労働条件不利益変更法理の今」と題した講演。労働契約法が制定されてことによって、司法の場ではどのように変わったのかということをお話しされた。労働条件の不利益変更という言葉自体は、昔からある言葉であるが労働問題は複雑怪奇な部分もあり労働問題を得意とする弁護士も少ない。労働契約法というマイナーな法律を熟知している弁護士は少ないのではないだろうか?労使紛争にある前に問題を解決できるのが、顧問企業に深く関わる社労士の仕事であるだろう。1時間30分という短い講演時間ではあるが、労働条件変更の難しさを改めて感じた。
 もう一つの講演は、街角の年金相談センターの現状等についてと題しセンター長のお話を伺った。街角の年金相談センターは社労士会連合会が日本年金機構より受託して運営している。いろいろあるんだなーというのが正直の感想で、社労士の立場で話を聞くと「?」という話でもあった。
 研修終了後、委員会を開催。年度末まで年金関係の研修や倫理研修など、委員会がタッチしない研修が多く行われるため開催が困難なため、必須研修は今年度は今日の分で終了することを決めた。委員会終了後、忘年会をインターコンチネンタルホテルで開催。女性の多い委員会ということを配慮したのか、雰囲気の違う忘年会であった。
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