あるむ総会

 会員になっているNPO法人「共働あるむ」の総会に出席した。この法人は、会員からの会費の他に独自に収益事業として障害者地域作業所として印刷業を手掛けているが、あくまで就労支援のため一般の法人と異なり利益がない。単独の収支で見れば赤字である。働いている障害者も働いた分のお金は出るが、労働者としてではなく、印刷事業で得た収益を分配している。人によって障害の度合いが違うので、働くことが困難な人が自立できるように支援する施設である。
 障害者自立支援法により、今後施設を利用する場合は利用料を負担するよう法律が改正されている。利用料を徴収すると国から補助金が出るが、徴収しないと補助金は出ない。介護保険が導入された時と似ており、今までは自治体が介護支援を補助していたが法律が制定されると、自治体の補助はなくなり保険料の徴収と利用料を1割負担するようになった。話は異なるが、後期高齢者医療制度は該当する多くの国民の声で見直しが行われそうであるが、どちらかと言えば少数派になってしまう障害者自立支援法の該当者とその家族が声を上げても、なかなか国には声が届かないようである。