過労死

 だいぶ前に古本屋で100円で買った文庫本を電車の中で読んでいる。タイトルは、『過労死』。書かれたのは約20年前で、今の基準よりも厳しい時代のもので、労働弁護団労働組合が中心になって対応した様子が描かれている。
 過労死による死因は、脳・心臓疾患によるものなので業務だけが原因とは限らないので、業務上災害を立証するには勤務の実態など様々な資料が必要。
 昔に比べれば業務上災害の認定基準が緩和されたが、過労死が世界でも通じる言葉になっていること事態が異常ではないかと思う。今年4月に施行される労働契約法で、安全配慮に関しての事業主責任が明文化された。この法律自体ほとんどザル法に近いと思っているが、労働における安全配慮義務があることがはっきりしたことによって、より安全衛生に関して目を配らなくてはならないといけない。