ねんきん特別便

 母親にねんきん特別便が届いた。ということは、例の5000万件の保険番号の一部に該当している可能性がある。本人はこれ以上はないと言っているが、よく話を聞くと裁定請求したとき記載した会社以外にも勤務した会社があるとのこと。昭和30〜40年代は、一人でいくつも番号を振りだしたりケースがある。この頃は、年金を受給するのは遥か先の話だし、今ほど関心もなかったころなので本人も会社も適当なことがある。母親に、勤めたところは全部書いて調査依頼を出すよう話した。

 今朝の朝日新聞で、社会保険庁が作成した窓口対応の裏マニュアルが存在するとのことが書かれていた。ヒントを出すことなどはダメという。具体的に指摘するのは成り済ましがあるので避けるべきだが、会社の場所や名前の頭文字などヒントがなければ思い出せない。私自身の経歴を書き出せと言われても、すぐに正確には書き出せないと思う。そもそもは、社会保険庁の管理が杜撰だったことが原因である。新聞には、一部の職員はマニュアルによる通達に反してヒントを出す職員もいたとのこと。昔から霞が関と地方採用の現場職員との温度差があるといわれている。社会保険事務所の対応は以前よりは良くなったと言われる。私から見ればまだまだと思うが、本当に解決させる気があるのか疑問である。