サマーコンファレンス2007

 パシフィコ横浜で開催された(社)日本青年会議所(日本JC)主催のサマーコンファレンス2007に参加した。日本JCの各委員会が中心になってセミナー等が開催され、毎年テレビや新聞等でしか知らない方が講演される。いつもの年だと国会議員がパネラーや講師になることが多いが、さすがに参議院選挙真っ最中なのでいつもと違った感じである。
 最初に出席した『近現代史歴史認識問題検証セミナー』は、櫻井よしこ氏が基調講演を行い、その後櫻井氏と大学教授の高橋史朗氏がパネリストとしてパネルディスカッションを行った。基調講演では、歴史が政治に利用されることの危惧を話された。また、学校教育では義務教育では(日本から見た)正しい歴史の認識を、高校では他国から見たの視点で見ることが大事であることを仰られた。私たちがきちんとした歴史を学ばなければならないことを改めて感じた。パネルディスカッションでは、個別の問題を取り上げ高橋氏、櫻井氏より解説が加えられた。お二人とも非常にわかりやすく、真実を曲げないという力強さを感じた。
 もう一つ出席したのが、『国家主権セミナー』で基地問題日米地位協定)、国民保護法、人権擁護法共謀罪など知っているようで知らないことをテーマとして取り上げていた。こちらのセミナーは、国家主権確立委員会が中心になって問題提起・検証・提案を行い、評論家の潮匡人氏が解説を加えていくといった方式がとられていた。仕事場である大和市厚木基地が近くにあり、遠い世界のことではない。有事の際、どうなるかというシュミレーションは、避難指示が出されても避難できるのか?出動命令が出された自衛隊ができる範囲は?など、まだまだ問題があることがわかった。
 普段考えないことを考えるいい機会であった。特に桜井よしこ氏と高橋史朗氏の著書を読んだことがあるので、非常によかった。