支部研修会

 午後より、社会保険労務士会厚木支部の研修会に出席のため厚木まで出かける。講師として雇用均等室の室長を招いて改正パート労働法について解説していただいた。顧問先にアルバートやパートにも労働条件通知書を渡すことを指導しているので問題はないが、記載事項について付け加えなければならない。面倒なのは、「均等のとれた待遇の確保の推進」という部分。福利厚生施設については義務化されても問題はないが、教育訓練は学生アルバイトにも高度な教育訓練させる必要があるのか?疑問である。

 パート労働者の待遇を向上させるという意義は理解できるが、パートに対しての大きな問題はいわゆる「103万円(130万円)の壁」だと思う。ワーキングプアを解決させることについては、消費の拡大や財政の改善につながるのでできるだけ賃金を上昇した方がいい。しかし、主婦層は年収を103万円または130万円に調整するため時給がアップしても労働時間を減らしてしまうという企業にとっては迷惑な話になってしまう。そのことを改善しないと、根本的な解決にはならないのではないかと思う。配偶者の被扶養者要件を引き下げるなどが必要ではないだろうか。